スクールの生徒の子達の流行に、マインクラフトが帰ってきました。
「マインクラフト」は、世界中の子ども達を熱中させているクリエイティブゲーム。日本でも、小学生を中心に圧倒的な支持を得て、大流行しています。iPhone、iPadのiOSを初め、Android、PC、Switchなどのゲーム機など、様々なデバイスでプレイすることができます。
さらに海外では、学校のクリエイティブの教材として使われるなど、教育の分野にも応用が効く、幅広い分野のゲームとなっています。
内容としては、とても分かりやすく表現するならば、「デジタル版のレゴブロック」。ブロックを使って、様々な造形を組み上げたり、建物を作ったりすることができます。
レゴブロックとの違いは、マインクラフトはデジタルなので、ブロックの数に制限がないということ。なので、都市丸ごとをブロックを使って再現してみたり、大きくて緻密なアート作品をデジタル内の世界に組み立てたりすることも、自由。
さらに、もう一つの違いとして、各ブロックに素材が設定されていること。砂や木、水や鉄、ガラスなど、様々な素材があり、そしてそれが自然の摂理に基づいて機能します。
例えば、砂は高く積み上げると重力で崩れたりするし、木は燃えることがあるし、水も高いところから低いところに流れます。
子ども達は、そんなリアルなデジタルブロックを使って、自由な世界を作り上げていくのです。
スクールの生徒の子達のマインクラフトの世界をのぞいていると、マルチプレイで何人もが同じワールドに集まって、大きくて格好のいい闘技場を作り上げています。さらに、みんなで剣や防具を持って闘技場に集まり、自分たちで決めたルールでバトルゲームを行なっていたり。
別の子達は、1人の子が大きな街の設計図を考えて、マルチプレイでみんなで手分けして、いろいろな建物の建築を進めていたり。
みんなで線路を引いて、乗り場からとても高いところ、急降下のあるジェットコースターを作って、さらに周りにはいろいろなアトラクションのある遊園地を作り上げて行ったり。
マインクラフトの世界は、生徒の子達の想像力、創造力によってどんどん広がりを見せてくれます。
サバイバルモードでは、全く何も持たない状況から、周りにある木を切って道具を作って、住処を作り、夜になると現れるゾンビやスケルトンなどから身を守り、次の日には畑を作って食べ物も自給して、生活を充実させていったり。
さらに、デジタルの特徴として、様々な「回路」プログラムが用意されていて、人が前に立つとセンサーが作動して開閉する自動ドアが作れたり、夜になって暗くなると照明が点くようにしたり、自分で組み立てたブロックの楽譜にそって音楽を流すことができたり。
このあたりは、プログラミングの知識やスキルに繋がる部分も大きく持っています。スクールの生徒の子達も、これらの回路を存分に駆使して、細かくいろいろな仕掛けを作り出していきます。
サドベリーの生徒の子達は、マインクラフトに熱中している子達も、他のものに熱中している子達もそうですが、本当に自分でよく調べて、どんどん理解を深くしていきます。
インターネットの様々な記事、解説書籍、YouTubeの解説動画などを、どんどん膨大な数に至るくらい調べて、追求していきます。
これは、本当にサドベリー時代の学び方の中心だと思えます。
自分の好きなこと・必要なものを、どんどん追求していける学び環境。
そんな環境がサドベリーには、存在しています。
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