プロジェクト2

  • 2019.06.18 Tuesday

  •  前回は、西宮サドベリーの「プロジェクト」の説明を書いてみましたが、今回は、実際にどんなプロジェクトがあったのか、みていきたいと思います。

     

    ◇サーフィンプロジェクト

     プロサーファーを目指す子のプロジェクト。

     小さい頃からサーフィンをやっていて、毎週末の海でのトレーニング、大会への参加、表彰台や優勝も経験しています。ハワイやバリなど海外でのトレーニング経験も。

     そんな子のスクールでのプロジェクトは、サーフィン大会へのエントリー料を学び予算から出してもらったり、日本全国である大会会場までの遠征費、ジムやコーチング料のサポートなどなど。

     最近では、本格的にプロを目指すために練習拠点を四国に移しているので、その四国滞在の合宿代をプロジェクトで出してもらっている形です。

     

     「プロジェクト」は、自分のやりたい・追求したいことの中で、どの部分を「スクールのオフィシャルな学び」としてサポートしてもらうのか、その子本人が決めて、ミーティングで提案するという形です。

     その子の学びの深まりに合わせて、プロジェクトのサポート内容を変えていくことも可能です。

     

    ◇コーヒーコーディネータープロジェクト

     11歳でコーヒーが好きな子が、将来の夢として「自分のカフェ」を持ちたいというものがあり、それに向けての知識として「コーヒーコーディネーター講座」を受けたい、というプロジェクト。

     「コーヒーコーディネーター講座」は元々はカフェ開業を目指す大人向けの通信講座。6ヶ月で65,000円でした。コーヒーの種類や焙煎の仕方、最後にはカフェでのメニューやテーブルの配置に至るまで、カフェ開業の全般の知識が身につけられます。

     カフェ開業の章は苦戦したものの、ほぼ6ヶ月でコーヒーコーディネーターの資格を得ることができました。

     

     この子は、プロジェクト以外でも、美味しいと話題のカフェに出かけて行って実際に飲んでみたり、コーヒーの焙煎教室に参加したり。

     

    ◇ボイストレーニングプロジェクト

     歌を歌うのが好きで、歌の基礎からきちんと習いたい、という子のプロジェクト。

     プロジェクト企画を出す前に、いくつかのボイトレ教室を実際に無料体験してから、自分に合う教室を選んでのミーティングプレゼンだったので、とても具体的で理解やすかったです。

     月例報告でも実際のボイトレの様子を録音して出してくれたり。

     

    ◇八ヶ岳サドベリー留学プロジェクト

     西宮サドベリーは街中のスクールですが、自然の中の八ヶ岳サドベリーにイベントを利用して留学する、というプロジェクト企画も複数回、実現しています。

     望遠鏡を使って星の観察に行ったり、スノボをしたり、自然を満喫するプロジェクトでした。

     

     その他にも、秘書検定プロジェクトや手話プロジェクト、水泳トレーニングのプロジェクトなどが過去にありました。

     

     

     ここまでは、大人目線でも「綺麗な」プロジェクト。

     でも、西宮サドベリーのプロジェクトでは、「その子が本気で追求したいか」が問われるので、「学びとして綺麗」ではないプロジェクトもたくさんありました。

     

    ◇ゲームセンターを極めるプロジェクト

     自分がとてもとてもハマっているゲームセンターのゲームがあるのだけれど、小遣いだけではほとんどできないから、プロジェクトとして極めるくらいにそのゲームをやりこみたい、というもの。

     ミーティングでのプレゼンでは、そのゲームの動画などをみんなに見せながら、とても熱心にそのゲームの面白さと自分が追求したいことをアピールしていました。

     このプロジェクトでその子は、年間10万円以上の予算を獲得して、本当にそのゲームを追求していました。

     

     ちなみにそのゲームではやるたびにカードがもらえるのですが、もちろんスクール内での学びなので、そのカードはスクールの所有権となります。これについてもミーティングで話し合われました。

     

    ◇スクールお泊まりプロジェクト

     スクールの日常の10:00-16:00ではなく、スクールに泊まってサドベリーを満喫したい、というプロジェクト企画。

     時間外にスクールを開けるために、スクール管理権を持っているスタッフを確保するところから始まります。

     また、夜中に周りの家に迷惑にならないように、ルールを決めたりもしました。

     お泊まりの終わりには、みんなでスクールを掃除してから、次の日の平常開校を迎えることもミーティングで決定されています。

     

    ◇USJに行きたい

     USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)が好きで、スクールのプロジェクトとしてUSJに行きたい、というもの。

     これも同様、スクールのオフィシャルな学びになるので、プロジェクト企画書の時間や予算から変更がありば、ミーティングできちんと理由を報告しなければならない、というのが、プライベートで気軽に自由に行くのとの違いです。

     

     他にも、プールに行く、アイススケートに行く、レゴランドに行くなどのプロジェクト企画がありました。

     

     よくあるパターンとして、本当に行きたい子がいて、その子に誘われたから自分も行く、というものが過去のミーティングで出てきましたが、これはプロジェクトの「その子が本気で追求したいか」から外れるのでNG。もちろん誘われたから行きたいという子にスクールの学び予算を割くのももったいないです。

     なので現在では、複数人でUSJに行きたいとしても、プロジェクトは1人ずつ企画書を書いて、1人ずつプレゼンが必要となりました。これでミーティングとしても「その子が本気で追求したいか」がチェックできる、というものです。

     

     

     これまでも、これからも、西宮サドベリーでは「その子が本気で追求したい」ことをプロジェクトとして、追求して行くことができます。

     

     

     

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    プロジェクト 1

  • 2019.06.11 Tuesday

  •  西宮サドベリーには、自分の学びを追求していく、自分の夢を実現していくための選択肢として、「プロジェクト」があります。

     

     サドベリースクールは、自由な学びの学校なので、本が好きな子が図書ルームでずっと本を読んでいる、ギターを上手くなりたい子がクリエイティブルームでずっとギターを練習していく、ということが可能です。これにはプロジェクトは必要なく、その子のペースでやりたいことをやりたいだけ、学んでいけます。

     

     「プロジェクト」が必要になるのは、こういったときです。

     

     ギターを上手くなりたい子が、

    ・もっとギターを上手くなるために、ギターの先生に来てもらって教わりたい or ギター教室に通いたい。

    ・自分の追求する音楽の質を上げるために、もっと良いギターをスクールの備品として買いたい。

     

    などといった時です。

     

     自分の学びを、より専門的に深く追求するために、スクールのお金・時間・人を使っていく時に、自分の希望に合わせて「プロジェクト」を企画していきます。

     

     

    まずその子は、プロジェクトのベース部分について「企画書」を書いて、生徒の子達のスクールミーティングの議題とします。プロジェクトでの学びの追求にかかる費用は、生徒の子達で管理するスクールの学び予算から出されます。

     

    スクールミーティングでは、その企画書をもとに、プロジェクトのプレゼンテーションを行います。生徒の子達からの質疑応答を経て、過半数の賛成が得られれば、そのプロジェクトは承認されます。

     プレゼンに関しては、みんながみんな口が上手いわけでもなく、口べたな子やシャイな子が口での説明の代わりに資料をきっちり用意して、それをミーティングで読んでもらうことで、賛成を得ることもできます。

     

    プロジェクトが承認されると、スクールのオフィシャルな学びとして、自分の追求したい学びをどんどんやっていくことになります。

     スクールのオフィシャルな学びなので、元々の企画書から内容が変わった場合は、ミーティングでの報告が必要ですし、継続のプロジェクトに関しては、毎月末のスクールミーティングでの月例報告が必要になります。このあたりが、自分勝手にプライベートでやっているのとの違いです。

     

     

     サドベリースクールは「夢を叶えてもらえる学校」ではありません。

     サドベリースクールは「夢を自分で叶えていく学校」なのです。

     

     その子が大人になって、自分の夢や追求していきたいことを実現していく段階では、周りのいろんな人達にそれを伝えていったり、自分でどんどん動いていく必要があります。

     プロジェクトでは「夢を自分で叶えていく」ための大切なスキルを身に付けることができるのです。

     

     

     

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    10年後・15年後の社会を大人は想像できない

  • 2019.06.04 Tuesday

  •  大人達は、子ども達の将来を心配して、いろいろなことを子ども達にやらせたり、規制をしたりします。

     

     子どもが希望してないのに塾に通わせたり、子どもは熱中してもっと追求したいのにTVゲームの時間を制限したり。

     そして「子どもの将来を考えて、心配して」と大人達は言います。

     

     けれども、その子ども達が生きるのは、10年後・15年後の社会なのです。

     その10年後・15年後の社会を、現在の社会を生きている大人達は、実際には想像することはできません。

     

     10年後・15年後には、今の大人達は、古い人間になってしまっているのです。

     今の大人達の「こう生きるのが良い」と思っていることは、10年後・15年後には完全に違ってしまっているかもしれないですし、今の大人達が想像もできないような新しい世界が、10年後・15年後には広がっていることと思います。

     

     

     少し前まで、「eスポーツ」・「プロゲーマー」なんて、今の大人達には想像もつきませんでした。

     でも、子ども達はもっともっと早くから、TV・PCゲームに熱中し、勝つための戦略を追求し、子ども達の世界の中ではゲームは大きな柱の一つになっていました。

     

     海外ではすでに、eスポーツの格闘ゲームの世界大会などは、スタジアムに数万人が観戦に集まって、世界中に中継されて、トッププロゲーマーは数億円の賞金を手にしています。

     こう聞くと、もう従来のスポーツと遜色はありません。

     

     そしてさらに、10年後・15年後にはこの流れが加速・定着しているのです。

     日本でも10年後・15年後には、プロゲーマーがスポーツ選手と並ぶ仕事として存在しているでしょう。

     

     

     次に、子ども達がなりたい仕事の上位に入ってくる「YouTuber(ユーチューバー)」。

     今の子ども達を見ていると、テレビを見るよりも断然にYouTubeを見ている時間が長いです。子ども達の興味が多様化し、番組表で提供されるテレビ番組ではなく、無限とも言える数の多種多様な動画の中から、自分で興味のある・必要な情報を取りに行くことができるYouTubeも、子ども達の世界の大きな柱となっています。

     言うならば、今の大人達よりも子ども達の方が、新しいツールを上手く・いち早く使いこなしている、と言うことなのでしょう。

     

     

     10年後・15年後の社会を生きるのは、今の子ども達。

     そうであるならば、当たり前に、今の子ども達が魅力的だと思うもの・便利だと思うもので、10年後・15年後の社会が作られていく訳です。

     「子ども達の将来」を一番よく分かっているのは、その時代を生きることになる、子どもたち自身なのです。

     

     

     

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    学びたいだけ、自由に

  • 2019.05.27 Monday

  •  サドベリースクール学び方の基本は、「学びたいこと」を「学びたいだけ」、「自由に学ぶ」ことです。

     子ども達が自分自身で考えて、自分の夢の実現に必要なこと、仕事にしたいこと、自分に必要なことを学んでいきます。

     

     サッカー選手になりたい子は、1日6時間のスクールの時間をずっとサッカーの練習に費やすことができます。

     数学が好きな子は、10歳であっても、中学数学・高校数学・大学の専門数学まで学んでいくことができます。

     

     さらに、子ども達はプロジェクトにすることで、専門的な施設に通ったり、専門家の人に来てもらったりを、スクールの学び予算で行うことができます。

     「子どもだから」はなく、その子がやりたいだけの高度な学びを追求することができるのです。

     

     

     逆に、「ちょっと試してみたい」「ちょっと楽しみたい」こともできます。

     これが「学びたいだけ」。

     

     サッカー選手を目指すのではなくて、週に1回くらい、サッカーを楽しみたい。

     数学者にはなる気は無いけど、数学をパズル感覚で楽しみたい。数字を論理的に考えるのが好き。

     大人は、追求して学んでいる子の方が良しとするけれど、それよりも「その子がどれくらい学びたいのか?」が大切。

     

     

     またさらに、「学ぶ」と一言で言っても、それぞれの子達で自分がやりたい学び方は、千差万別なはずです。

     

     数学を学びたい子がいたとしても、それは「授業のように先生に習う」という形だけではなくて、「参考書だけ買ってもらって自分のペースで一人でやっていく」方が学びやすい子もいるでしょうし、先生は大人に決まっているわけではなくて、数学が好きな生徒の子に教わる、「子ども同士の学び合い」を求める子もいるでしょう。

     

     

     このような感じで、サドベリースクールでは、それぞれの子達で「学びたいこと」を「学びたいだけ」、「自由に学ぶ」、自分に合う形にカスタマイズされた学びが存在しています。

     

     そして、このサドベリーの自由な学び方は、学びが「教科」や「校舎の施設」に限定されることがないので、学びの可能性は無限に広がるのです。

     

     

     

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    直感・直観で決める、動く

  • 2019.05.20 Monday

  •  サドベリーに来ている子達は、「直感」・「直観」で決める子達が多いと言われています。

     ものごとを決めるときは、思い悩まず、自分の直感を信じて、一瞬で決めるのです。

     そして、すぐに動き出します。

     

     サトベリースクールを見学に来た人たちは、それを見て驚くと言います。

     

     なぜ、サドベリーの子達は、直感でものごとを決めて、動くことができるのか?

     なぜ、サドベリーの子達は、自分の直感を信じることができるのか?

     

     

     まず、一つ目に対しての答えは、サドベリーの環境が「いつでも・すべてを自分で決める」ことの連続だからです。

     サドベリースクールには、時間割がありません。なので、自分が何を学んでいくか?から始まり、1日をどう使っていくか?を自分で決めていくことになります。

     サドベリーではそれ以外でも、誰かに指示されることはほぼ無いので、すべてを自分の選択に委ねられています。

     ものごとを責任を持って選択していくことに慣れているのです。

     

     直感ですぐに決めることができる、のには、こういったベースが存在しているのです。

     

     

     そもそも、これはサドベリーに限ったことではなくて、人生も同じで、小さなことから大きなことまで選択の連続です。

     

     

     二つ目について。なぜ自分の直感を信じることができるのか?

     直感というのは、使えば使うほど、自分の本来の選択から外れなくなる、と言われています。

     こう書くと、ちょっとスピリチュアルに聞こえるかもですが、これも当たり前で、どんどん直感を使っていると、それが洗練されて、自分の中の無駄な迷いを削ぎ落とした「本当に自分がやりたいこと」「本当に自分が選択したいもの」が直感的に選べるようになる、ということです。

     

     人間は、頭で考えれば考えるほど、いろいろな不安やネガティブな可能性や、世の中のしがらみなどが思い浮かんで、それが選択にひっついていって、後ろ向き・保守的な選択になりがち、と言われます。

     これは言わば、「安定・安心」のある選択であるかもしれないものの、「本当に自分が選択したかったもの」から外れていくのです。

     

     サドベリーの子達は、上で書いたように、日頃から自分の選択に責任を持つことに慣れています。

     そして、「自分のやりたい事をやるためサドベリーに来ている」のです。サドベリーに来ている子達が「本当に自分がやりたいこと」で生きていきたい子達なのです。

     

     

     サドベリースクールのシステムは、とても自然でシンプル。

     それは、ここにも表れているように感じます。

     

     

     

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    4〜19歳の子ども達を対象とした
    テストなし、時間割なし、
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